社長挨拶

 

昭和38年、先代の父が鉄筋工事業を始め、昭和62年に株式会社化。

おかげ様で、創立55年を超える会社となりました。弊社を支えて下さっている

関係者各位の賜だと深く感謝をしております。

 

私は平成元年から鉄筋工として仕事を始めました。

当時の先輩職人さんたちは気性が荒く、ついて行くのがやっと。

夏は暑く冬は寒い。重たい。疲れる。身体がキツイ。

正直、辞めて別の仕事をしようと思ったこともあります。

でも、ここまで仕事を続けてこられた理由は、やりがいを見付けたからです。

それは、何とも言えない充実感や達成感にほかなりません。

頑丈な建物を作っている、喜ばれる仕事をする、綺麗に素早く仕事をする。

仲間たちと共に納得の出来る仕事をした時、物凄い充実感があります。

何気なく存在している建物も、職人一人ひとりの努力があってのこと。

私たち職人しか知らないその努力が、建物となってそこに存在している達成感。

これらの感覚は、ものづくりの仕事をしている人しか体験出来ません。

 

鉄筋工という仕事は、几帳面さとコツコツと積み重ねられる継続性が重要だと

思います。仕事がきつくて、辞めたくなってしまうこともあるかもしれません。

ですが、一緒に汗をかく仲間たちと共に楽しく、時に厳しく、やりがいを見付け、

乗り越えていけると思います。努力した経験は必ず役に立つときが来ます。

そして一人前の職人となり、良い仕事をして、自惚れて欲しいと思います。

「この建物に住む人が自分だったら、どう思うのか、妥協はしていないか」

「誇れる仕事は出来ているか、自慢できるか」

弊社の職人たちは、この様な自問自答をしていると思います。

 

弊社は平均年令も若く、その若さを原動力として仕事に邁進しており、

堅実な仕事を提供できるものと確信しております。

今でこそ加工・取付と分業も珍しくない鉄筋工事会社ですが、

弊社は、加工から取付までを一貫して行う昔ながらの体制です。

今後とも社員一同、技能や品質の向上に注力し、小さいながらも地域に貢献できる企業で

ありたいと願っております。

 

 

代表取締役  義川 明仁